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冬のカラダを守る鍵は“眠り”にあり。年末年始の快眠術

年末年始は、心も体もひと息つける大切な時間。
でも、イベントや帰省、生活リズムの変化で、
知らず知らずのうちに睡眠の質が落ちてしまうことも…。

 

実は、睡眠は免疫力と深く関わっていて、体調を崩しやすいこの時期こそ、
見直すチャンスなんです。
 

睡眠の質は免疫力にもかかわってきます。

体調を崩さないように、今日は睡眠について

考えていきましょう。

目次

睡眠は長くてもダメ!

アメリカの代表的な研究で、「睡眠時間が7時間未満の人は、8時間以上寝ている人に比べて、
風邪にかかるリスクが約3倍になる」というデータが実際に報告されています

睡眠の長さだけではなく、質も大切で、
睡眠の質(効率)が悪い人は、良い人に比べて風邪をひきやすく、
その差は約5倍という結果が報告されています。

寝つきが悪かったり夜中に目が覚めるなどの
状態が睡眠時間の2~8%を占める人は、
そうでない人に比べ5倍も風邪をひきやすい
というデータもあります。

睡眠効率が低い人には、寝つきが悪い・夜中に何度も目が覚める
・早朝に目が覚めてそのまま眠れない、といった状態が多く含まれます。

こうした断片的な睡眠や浅い睡眠が続くと、自律神経やホルモンバランスが乱れ、
免疫機能(例えばナチュラルキラー細胞の活性や炎症性サイトカイン)が変化し、
感染症にかかりやすくなると考えられています。

​したがって、時間の長さだけでなく、「布団に入ってからスムーズに眠れるか」
「夜間の覚醒が少ないか」といった質の管理が、風邪予防や免疫維持にとても大切です。


睡眠と成長ホルモン、自律神経

人は眠っている間に成長ホルモンを分泌し、
それにより日中の活動で傷ついた細胞を補修します。

十分に睡眠がとれていないと、成長ホルモンの血中濃度のピークが小さくなり、
細胞を回復する力が弱くなるので体外からの異物の侵入に弱くなってしまうのです。


もう一つの要因として、自律神経の乱れが挙げられます。
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、
それぞれ活動時、安静時に働きを強めます。

なので、夜に良質な睡眠をとれないと、交感神経が優位になりやすくなり、
ますます寝られなくなって・・・という悪い循環が発生してしまいます。

自律神経は循環器や消化器、呼吸器などを自分の意思とは無関係に
常に調整している神経で、もちろん免疫にも関与しています。

これらの情報を鑑みれば、睡眠が取れていないと
免疫力が下がるというのはわかってくることでしょう。

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