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トレーニング

運動連鎖する身体

皆様こんにちは、TheMissionコンディショニングプラザです!

少しずつ蒸し暑くなってきて体調管理が難しい時期ですが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今までのブログで歩行動作、立ち上がり動作、寝返り動作や持ち上げ動作などの運動学、
つまり身体を動かす仕組みについてお話をしてきました。

本日は、身体を動かす仕組みに重要な運動連鎖を股関節の動きを中心にしてお話していきたいと思います。

目次

連動している股関節と骨盤

ヒトが身体を動かす時に全身を協調して使うことによって、
一つの関節への負担を少なく上手にエネルギーや速度を加算し、
効率を上げて動かす仕組みをもっています。

その時に、複数の関節の動きが連鎖することを運動連鎖といいます。

股関節を動かす時には、骨盤も連動することが重要です。
その連動によって歩行や立ち上がりなどの動作の調和がとれ、
負担がかかりにくく、痛みが発症しずらい運動となります。

まずは、骨盤と股関節それぞれの構成と動きをみていきたいと思います。

骨盤の構成

骨盤は寛骨(かんこつ)、仙骨、尾骨の3つの骨で構成されています。

寛骨は左右両側に1枚ずつあります。
仙骨は中心部に脊柱から続いて位置しており、
尾骨はさらに仙骨から続いて下端にあります。

寛骨は上部を構成する腸骨、後方下部にある座骨と前下部にある恥骨という
3つの骨でできています。

骨盤は3つの骨で構成されているので、
骨盤内の骨同士がくっついている場合と
関節を持つ結合部分があります。

寛骨の上部分の腸骨と仙骨の間には、
仙腸関節と言われる関節があります。
この関節は数ミリ程度の動きがあります。
生まれた時はこの3つの骨はくっついていませんが、
思春期の頃に結合して1つの骨になっていきます。

骨盤の動き

骨盤は、いろいろな方向に動くことができます。
前傾、後傾、挙上、下制、回旋と複合運動ができます。

前傾は、骨盤が前に傾く動きです。
後傾は、骨盤が後ろに傾く動きです。

骨盤の前に突き出ている部分を上前腸骨棘といいます。
骨盤が前傾するときには、上前腸骨棘が下に向きます。
骨盤が後傾するときには、上前腸骨棘が上に向きます。

挙上は、骨盤の一方が上がる動きです。
挙上する側の上前腸骨棘が上がるので、
左右の上前腸骨棘を結んだラインが斜めに上がります。

下制は、骨盤の一方が下がる動きです。
下制する側の上前腸骨棘が下がるので、
左右の上前腸骨棘を結んだラインが斜めに下がります。

回旋は、骨盤の位置を基準として左右に回すことです。
骨盤を上から見たときに、骨盤の右回旋では上前腸骨棘が前に出る動きになります。

複合動作は、前傾、後傾、挙上、下制や回旋のいずれかが
組み合わされ行う運動になります。

股関節の構成

股関節は骨盤と、ももの骨である大腿骨で構成されいます。

骨盤の外側にある寛骨に大きなくぼみがあり、
寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれます。

その寛骨臼に大腿骨の大腿骨頭がはまり込んでおり、
股関節を構成しています。

寛骨臼は、お餅つきに使う臼のような形をしています。
大腿骨頭が杵のようにすっぽりはまり込む形をしているので、
臼状関節と形態上は分類されています。

臼の上を杵が自由に動くように寛骨臼上を大腿骨頭が自由に動くので、
股関節は、身体の関節の中では肩関節の次に自由に動く関節になります。

股関節の動き

股関節は、臼状関節であり、非常に自由に動く関節になります。

屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋の6つの動きに加えて、
いずれかの動きが組み合わさって複合的な動きも行ないます。

股関節の屈曲は、前に曲げる動きです。
伸展は、後ろに伸ばす動きです。
外転は、片脚を外側に開く動きです。
内転は、片脚を内側に閉じる動きです。
外旋は、大腿骨(ももの前側)が外側に回る動きです。
内旋は、大腿骨(ももの前側)が内側に回る動きです。

股関節の運動連鎖

身体を動かすときは、複数の関節が連携しています。

股関節の場合、骨盤や腰椎との運動に連鎖します。

背臥位で寝た状態で股関節屈曲運動をみていきましょう。

最初は、股関節の屈曲だけ行われています。
股関節の屈曲角度が大きくなると、次第に骨盤の後傾動作が加わってきます。
更に屈曲角度が増加し、股関節屈曲最終域では腰椎の後湾も出現してきます。

腰椎と胸椎の連動

股関節は骨盤と腰椎と連動していますが、
腰椎も胸椎と連動しています。

腰椎は、胸椎と骨盤の間にある脊椎の一部です。
5つの骨(椎骨)が椎間板というクッションをはさみ
前弯(前の方に凸型に曲がっている)に連なっています。

腰椎の動きは、屈曲、伸展、片側側屈と回旋になります。
いずれの動きも胸椎と一緒に行っています。

屈曲(前屈)では、腰椎の約50度と胸椎の約30~40度の合計80~90度の運動が可能です。
伸展(後屈)では、腰椎の約15度と胸椎の約20~25度の合計35~40度の運動が可能です。
片側側屈では、腰椎の約15度~20度と胸椎の約25度の合計40度~45度の運動が可能です。
回旋では、腰椎の約5度と胸椎の約30度の合計35度の運動が可能です。

股関節と膝関節の連動

股関節と膝関節も
お互いに影響を及ぼしあって動いています。

筋肉には、二関節筋といって2つの関節をまたがって走行している筋肉があります。
股関節の場合ですと、
膝関節までまたがって走行している大腿直筋(大腿部前面)と
ハムストリングス(大腿部後面)になります。

股関節を伸展させる時に、
膝関節が屈曲している状態だと大腿部前面の大腿直筋が張るので、
股関節が伸展している状態の方が可動域が大きくなります。

股関節を屈曲させる時に、
膝関節が伸展している状態だと大腿部後面のハムストリングスが張るので、
股関節が屈曲している状態の方が可動域が大きくなります。

また、股関節を屈曲させる場合に、
膝関節を屈曲させている状態の方が大腿直筋の働きが良くなります。
それは、大腿直筋が膝関節の伸筋でもあるので、
股関節の屈筋としての効率が上がるからです。

股関節を伸展させる場合に、
膝関節を伸展させている状態の方がハムストリングスの働きが良くなります。
それは、ハムストリングスが膝関節の屈筋でもあるので、
股関節の伸筋としての効率が上がるからです。

最後に

以前のブログで紹介いたしました歩行動作、立ち上がり動作、
起き上がり動作や持ち上げ動作なども、
運動の連鎖によって効率よく行われています。

もし歩行、立ち上がりや起き上がりがうまく出来ないようになってきたと思われいましたら、
身体を効率よく動かせなくなってきているからかもしれません。

全身の筋力向上、関節可動域向上やバランス能力の向上のトレーニングにより、
運動機能を向上し、身体の動かし方を学習することができます。
それは、運動連鎖を再学習することにもなります。

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