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目次

• ○  またぎ動作
• ・運動学的な区分
• ・またぎ動作の関節運動
• ・日常生活活動（Activity of Daily Living;ADL）維持・向上のために
• ・またぎ動作の質を測る：ハードルステップ
• ・いつまでも元気に過ごすために。

またぎ動作

屋内外に関わらず、ちょっとした段差でつまずくこと経験されることがあると思います。

歩いている時につまずかないように障害物を超える行動が、「またぎ動作」になります。

本日は、またぎの動作についての運動学的に少し詳しくお話していきたいと思います。

運動学的な区分

障害物をつまずかないようにまたぐためには、
障害物との間隔を確保して下肢を挙げないとなりません。

その障害物を先に超える下肢を運動学的に
leading limb(リーディングリム）といいます。

障害をあとから超える下肢をtrailing limb（トレイリングリム）といいます。


運動学的にまたぎの動作の相（区分）は5つに分けられています。

障害物を先に超える下肢のleading limbが超える相の前半を1相とし、
後半を2相とします。

そのleading limbが障害物を超えて、
両脚で身体を支えている間を3相とします。

障害物を後に超える下肢のtrailing limbが超える相の前半を4相とし、
後半を5相とします。

またぎ動作の関節運動

日常の立位活動の中で頻回に行わるまたぎ動作は、
つまずきを防ぐためにはとても大切な動作になります。

障害物をつまずかないように障害物との間隔を確保するために、
挙げている方の遊脚下肢は、股関節と膝関節を屈曲し、
足関節を背屈することにより行われています。

障害物が高くなった場合、leading limbの大腿部の挙上を増やし、
trailing limbの下腿部と足部の挙上を増やし対応しています。

筋肉では大腿二頭筋（ももの裏側の筋肉）の活動により、
障害物の高さに対応しています。

日常生活活動（Activity of Daily Living;ADL）維持・向上のために

高齢になっても自立して日常生活活動（Activity of Daily Living;ADL）を遂行していくうえで、
つまずき・転倒は防がないとなりません。
ですので、障害物をまたぐ動作が
スムーズに出来ることはとても必要な要素です。

しかし、高齢になるにつれて、股関節、膝関節、足関節の関節可動域の減少や
筋力が低下、足が挙上しずらくなるなどの運動機能が低下していきます。

また、運動機能低下のためにバランス能力も下がり、
またぎ動作の質も落ちてしまいます。

またぎ動作の質を測る：ハードルステップ

The Missionコンディショニングプラザでは、
ハードルステップ（上記写真参照）という動作テストを行い、
クライアント様の運動機能やADLの質を測っています。

このテストでは実際にハードルをまたいでもらい、
バーを越えてまたぎ動作が出来るかどうかや、
スムーズにまたげているかどうかを見極めています。

更にまたぎ動作には、意図的動作として片脚立ち動作を行う瞬間がありますので、
片脚立ちでのバランスが上手に出来ているかをテストして観ています。

このハードルステップに結果を参考にトレーニングメニューを組み立て、
実際にトレーニングをすることにより、
利用者皆さんの日常生活活動（Activity of Daily Living;　ADL）の質を
維持・向上できるようお手伝いしております。

いつまでも元気に過ごすために。

もし最近、よくつまずくようになったと感じていらっしゃるならば、
運動機能が低下しているかもしれません。

下半身の筋力向上、関節可動域向上やバランス能力の向上のトレーニングにより、
運動機能の低下は防ぐだけでなく、
これらの能力向上にもなります。

The Missionコンディショニングプラザでは、
80代のアクティブなシニアのパーソナルトレーニング指導をさせております。

マンツーマンでのトレーニングですので、
個々の目的や体力に合わせてメニューを組んで行えます。
安全、安心かつ効果的です。

トレーナーの指導のもとで、元気なシニアを目指してみませんか？
　
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