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トレーニング

歩行動作について少し詳しくみていきましょう~続き~

皆様こんにちは、TheMissionコンディショニングプラザです!

まだまだ寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。。

先日のブログでは歩行動作と高齢者の歩行の特徴について、運動学的少し詳しくお話をいたしました。

本日も、歩行動作についての続きをお話していきたいと思います。

目次

歩行様式

前回は歩行動作について歩行周期という
行動パターンを使ってお話しをしました。

今回は、歩行時の関節の動きと筋肉の動きから
歩行動作についてお話しをしていきたいと思います。

関節の動き①

まずは、骨盤と大腿部をつないでいる股関節についてみていきます。

股関節は、最大で30度屈曲し(前に脚を出す動作)、
最大で10度伸展(後ろに脚が出る動作)します。

前回説明いたしました歩行周期を使うと
初期接地に約20~30度の屈曲位をとり、
立脚中期に中間位(骨盤の真下)となり、
立脚終期に約10度の最大伸展位になります。

また、下肢を前方に振り出して、踵接地に戻って屈曲位をとっていきます。

関節の動き②

では次に、大腿部と下腿部をつなぐ膝関節をみていきたいと思います。

膝関節は、最大で60度屈曲し(膝を曲げる動作)、
0度の完全伸展(膝が伸びる動作)をします(膝の伸展可動域角度が0度のため)。

歩行周期を使って説明しますと、
膝関節は1歩行周期中に屈曲・伸展運動を2回行います。

初期接地で約5度の屈曲位となり、
更に屈曲動作が続き、立脚中期では約15度屈曲します。
立脚終期まで膝は伸展を行い、完全伸展位になります。

その後は遊脚中期まで再び屈曲し、約60度の最大屈曲位になります。
初期接地まで急激に伸展し、約5度の屈曲位に戻ります。

関節の動き③

では次に、下腿部と足部をつなぐ足関節をみていきたいと思います。

足関節は、最大で約10度背屈し(つま先を上げる動作)、
最大で約20度底屈(足底方向に伸ばす動作)をします。

歩行周期を使って説明しますと、
足関節も1歩行周期中に底屈・背屈運動を2回行います。

初期接地では、軽度の底屈位になります。
その後、荷重応答期で底屈位が8度ぐらいになります。

身体が前に進むにつれて、足関節は背屈位になり、
立脚終期には最大背屈位の約10度になります。

その後、底屈運動しながら遊脚初期をむかえます。
この時の足関節は約20度の最大底屈位となります。

遊脚相では、約5度の背屈位を保つように背屈運動を行っています。

上半身の関節

下半身だけでなく、上半身も合わせて動かすことにより
スムーズな歩行動作が獲得できます。

腕を振る動作を行う肩関節は、同じサイドの股関節と
相反する動きを行います。

脚が前方に出るときは、腕が後ろに振り協調性を持って
歩くことが出来ます。

初期接地期では、約30度の最大伸展位(後ろに振る動作)になります。
その後、屈曲動作(前に振る)に入り、反対側の脚が踵接地する際には、
約10度の最大屈曲位をとります。

肘関節は初期接地期に約20度屈曲し、
その後更に屈曲して、肩関節が最大屈曲位に達すると、
肘関節も約45度の最大屈曲位に達します。

肩関節と肘関節は、遊脚相では伸展動作を行います。

筋肉の動き①

続いて、筋肉の動きを見ていきたいと思います。

筋肉の運動は、動きを加速させる求心性収縮、
減速させる遠心性収縮、
安定させる等尺性収縮と3種類の収縮形態があります。

大殿筋というお尻を覆っている大きな筋肉があります。
この大殿筋は遊脚終期に股関節が屈曲するので、
減速させる遠心性に収縮します。

荷重応答期には求心性の収縮を行い、
股関節の伸展位を維持します。

中殿筋はお尻の横に走っている筋肉です。
この中殿筋は遊脚終期に活動を始めます。

立脚中期に股関節が屈曲0°付近まで伸展すると、
中臀筋が片足支持の主動作筋として作用します。

また、歩行時の骨盤の安定にこの中殿筋の働きが
とても重要になります。

筋肉の動き②

太もも、すなわち大腿部の前部にある筋肉、
大腿四頭筋は、遊脚終期に膝関節を伸展させるために
求心性の活動を始めます。

その後、立脚中期まで膝関節を安定させるために働きます。

大腿部の裏側にある筋肉、ハムストリングは
大腿四頭筋と一緒に働いて膝関節を安定させます。

遊脚終期では、膝関節伸展の減速をさせるために、
遠心性に働きます。
荷重応答期では、股関節伸展運動を補助する働きをしています。

筋肉の動き③

ふくらはぎの筋肉、下腿三頭筋(腓腹筋とヒラメ筋)は
足関節を伸ばす底屈動作に働きます。

この下腿三頭筋は、立脚終期で足関節を動的に安定させ、
踵を持ち上げるために最大に活動します。

下腿部前面、すねにある前脛骨筋は
足関節を曲げる背屈動作に働きます。

この前脛骨筋は、終始歩行動作で使われています。

荷重応答期の前脛骨筋、足関節の底屈動作を減速させ、
足底接地の衝撃を緩衝させる働きをし、
最大の遠心性の活動をします。

また遊脚相では、つま先が垂れ下がらない、
足関節の背屈位を維持するために求心性の収縮を行っています。




片脚支持について

次に歩行動作に関わる片脚支持についてお話したいと思います。

片脚立ちになりますと、重心の位置が身体の中心から支持脚側に移動します。
支持脚側の股関節を支点でバランスをとっています。

また、体幹より上を少し支持脚側に傾け、上半身の重さでバランスを取ります。

上げた脚側の重さにより、骨盤が挙上脚側に傾こうとします。
この時に支持脚側の中殿筋が骨盤を引っ張りあげる働くことにより、
骨盤の高さを水平に保ちます。

支持脚側の中殿筋の強さと上半身の傾きで、
挙上脚側の脚の重さでバランスをとっています。

しかし、中殿筋のはたらきの割合には個人差があります。
もし中殿筋の筋力が弱い場合は、
上半身の傾きを大きくしてバランスをとるようになります。

中殿筋が上手に働かないと

股関節の外転運動を行うときに使う中殿筋は、
片足立ちの時に一番はたらく筋肉です。

先程、その中殿筋が弱い時に上半身の傾きでバランスをとるの
述べました。

その他にも、挙上脚側に骨盤を過剰に下げて立ったり、
歩いたりすることもあります。

それをトレデンブルグ兆候といいます。

歩行中にこの現象がみられるときは
中殿筋歩行と呼んだりしています。

最後に

トレンデレンブルグ徴候のような歩行は
非効率的な歩行になります。

このような歩行様式は、
筋力トレーニングで軽減や防ぐことが出来ます。

TheMissionコンディショニングプラザでは、
パーソナルトレーニングで非効率的な歩行の癖がついた方が、
日々頑張って効率的に歩けるようにトレーニングを行っております。

マンツーマンでのトレーニングですので、
個々の目的や体力に合わせてメニューを組んで行えます。
安全、安心かつ効果的に行えます。

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時に厳しく、時に優しく、貴方を理想的な身体に導きます!

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