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トレーニング

ゴルフにおける障害、腰痛とその要因について

皆さん、こんにちは。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

だいぶ冷え込んできましたが、いかかお過ごしでしょうか。

さて、本日はゴルフでよく起こる障害、腰痛とスイング動作との関係についてお話したいと思います。

 

目次

腰痛とスイング動作との関係

以前に本ブログでゴルフと腰痛についてお話ししたことがありますが、

改めてゴルフのスイングと腰痛との関係についてお話ししたいと思います。

アドレスでの傾き

ゴルフボールを打つ構えのことをアドレスといいます。

アドレスの構えをとった時に、右手を下にクラブを握るため
右打ちの方は右肩が下がった状態になります。
また、背中は右に側屈と回旋している傾向にあります。

ですので、体幹が傾いた状態、
つまり脊柱が真っすぐではない状態になっています。

この真っすぐではない状態は腰部に負担をかけやすいので
正しいスイングを行わないことが腰痛の要因の一つと考えられます。

胸椎で行う回旋動作

腰椎(上記イラストのピンク色)の回旋での可動域は、
左右それぞれ5度程度しかありません。

一方で、胸椎(上記イラストのオレンジ色)は左右それぞれ30度になります。

身体を捻る動作はほとんど腰より上の脊柱、
すなわち胸椎で行われています。

胸椎の回旋をうまく行えないと
代わりに腰椎、腰を一生懸命回そうとするので
腰に必要以上の負荷がかかり腰痛の要因になりえます。

股関節の回旋運動

股関節と骨盤の動きに着目すると、
スイング動作は脚の上を骨盤が回っている運動になります。

右打ちの場合のテイクバックでは、右に回旋させます。
この時に腰部と骨盤は右方向に回り、右脚はほぼ固定しています。

右股関節の動きに焦点を当てると、
骨盤が外方向、大腿部が内方向に動いているので
右股関節は内旋運動をしていることになります。

逆に右打ちのインパクト以降の動きでは、左回旋になるので、
腰部と骨盤は左方向に回り、左脚はほぼ固定している状態です。

左股関節の動きに焦点を当てると、
骨盤が外方向、大腿部が内方向に動いているので
左股関節は内旋運動をしていることになります。

この事から、適切なスイングを行うためには
左右両股関節の内旋運動が正しく行われることがとても大事です。

体重移動とスエ―

ゴルフのスイングは体重移動を上手に利用することにより、
適切なスイングを行うことが出来ます。

理想的な体重移動は両脚のスタンスの内側で、
回転軸を移動させないで体を回して上半身と下半身のネジレを作ります。
そのネジレの解放での体の回転で自然にクラブを振らせることが出来ます。

回転軸そのものが体重移動で左右に移動しながら打ってしまうことをスエーといいます。

バックスイングでは右股関節の内旋ができないと
右脚の上を骨盤がスムーズに回らないので右に回転軸が移動しスエーしてしまいます。

フォロースルーでは左股関節の内旋ができないと
左脚の上を骨盤がスムーズに回らないので左に回転軸が移動しスエーしてしまいます。

腰痛とスエー

スエー動作は回転軸の移動が左右に移動し、
スイング軌道が安定しないだけでなく、腰痛の要因にもなり得ます。

バックスイングで右に回転軸が移動しスエーした時は、
右股関節への過度な荷重、腰椎の側屈と回旋が加わり、
右腰椎への負担が大きくなります。

スエー動作があるダウンストロークでは、
回転軸がすでに左に移動し始めているので、
左股関節への過度な荷重、腰椎の側屈と回旋が加わり、
左腰椎への負担が大きくなります。

フォロースルーでは左に回転軸が移動しスエーしてしまうので、
ダウンストローク同様に左股関節への過度な荷重、腰椎の側屈と回旋が加わり、
左腰椎への負担が大きくなります。

スムーズな股関節の回旋動作

脚の上(大腿骨)を骨盤がスムーズに回ることが出来れば、
移動しない回転軸でスイング出来ます。

右打ちの場合のテイクバックを例にすると、
右脚はほぼ固定している状態での、
右股関節がスムーズに内旋させる必要があります。

この股関節内旋運動がうまくいかない原因によくあるのが、
股関節の外旋をさせる筋肉の柔軟性不足です。

外旋運動を行う筋肉は、
深層外旋六筋群(上記イラストの筋肉)と呼ばれており、
骨により近い、深い位置にある6種類の筋肉群になります。

これらの筋肉の柔軟性を高めることが
内旋動作をスムーズに行うためには大事になります。

外旋筋を緩める

ゴルフのスイングでは、テイクバックからフォロースルーまで
左右両股関節の内外旋動作を行っています。

繰り返し行うことにより、お尻にある深層外旋六筋群(外旋筋)の柔軟性は
だんだん低くなっていきます。
それは、結果的に股関節の内旋動作を適切に行うことを妨げてしまいます。

ゴルフの前後や日頃から外旋筋のストレッチ運動や
ストレッチポールのリリース(上記写真)などで
股関節の内旋可動域の制限を防ぐことで、
腰痛になるのを予防して頂けると思います。




ゴルフでの腰痛予防

適切なフォームでスイング動作を行う事は、
ゴルフパフォーマンス向上だけでなく、
腰痛予防にも繋がります。

もし、胸椎や股関節の回旋動作がスムーズに出来なければ
適切なスイング動作を行う事は難しいです。

当施設の利用者様の中にも不適切な動作が原因の腰痛を
回旋動作の向上を目的としたトレーニングをしたことにより、
腰痛改善や予防へと結びついた方が多くおります。


アヴィススポーツでは、身体のバランス評価システムを使用し、
総合的にゴルフと腰痛に原因を探し出し、
最適なトレーニングを提供しております。

もし、ゴルフ時の腰痛にお悩みでしたら、
一度体験パーソナルトレーニングを受けてみたらいかがでしょうか。




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